サボテンと多肉植物は、見かけや水をあまり必要としない点で似ているため
花屋さんでサボテンとして扱われていることがあるようですが、実は違うの
です。毛がある、とか、ない、でも区分できません。
多肉植物のユーフォルビアの仲間には柱サボテンに非常に似通ったものがあります。
また、サボテンにも毛のすくないものなどがあることから、両者はすぐ一緒の分類を
されることが多いのです。植物でも動物でもそうですが、非常に厳密なところは専門
家のみぞ知る、という感じで、サボテンには膨大な種類があります。マミラリア系な
どは特に沢山の種を持っています。似ていて同じにしか感じないものでも、違う種類
であったりします。
あまり気にしないで、お店で気に入った形の愛すべき鉢を買ってください。それがサ
ボテンであればサボテンの、多肉植物であれば多肉植物の、普通の鉢モノであれば普
通の育て方をすればいいのだ、と思います。もとはどの植物も土の上にできたもので
す。サボテンと多肉植物だからと言って恐れてはいけません。かえって簡単です。
その植物のご機嫌を損ねずに気分良く一緒に暮らすためには、その植物の育て方を知
ることが大切です。それは他の、毎日水をあげたり、頻繁に肥料をあげたりしなくて
はいけない植物と同じで、水も施肥も時期と料とバランスがあります。何気なく買う
日々草だって植物です。サボテンや多肉植物は日々草より丈夫ですし、水も毎日やる
ことはない、と、考えれば、そう難しいものではありません。一部の専門家やマニア
になると、種類別の適切な方法を詳しく知り抜いて、上手に育てるのですが、私達の
一般の者がそこまでするのは、敷地の面でも金銭の面でもまず無理です。
このサボテンページでは、すぐに誰でもできることを中心に書いてあります。一部の
限られた人達にだけ理解できても、多くの日本のかわいそうなサボテンは救えないか
らです。もっと知りたい、困った、と、いうときは、こちらのページに紹介した本が
役に立つと思います。他の植物を可愛がるように、サボテンや多肉植物、かわいがっ
てください。
