2001年10月1日●月曜日
朝から、いえ、明け方より前から雨がずっと降っている日でした。
こんな日は「雨雨ふれふれ」と、うたいながら傘を回して歩いていた頃を思い出します。
長かった気管支炎が、すっかり小さかった私の声をからしていた頃。
声が悪いと母からも言われ、クラスの合唱には決して選ばれることもなかった私は、それでも歌うことが好きでした。
通学班で並んで行っていた女の子が、あるとき「みっともないからやめてよ」と、私に言いました。
小さな声でご機嫌で歌って歩いていた私は、どんっとひじ鉄を受けて、そう言われました。
それからです、人前で決して歌わなくなったのは。
後日(随分後ですが)カラオケに初めて恐る恐る行ったときのこと。
高校からの友人が言いました「歌えるんだ・・・」うん、歌うのはずっとずっと好きでした。

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