2001年10月2日●火曜日
夕焼けの時間が秋は特別。お天気になった今日、風も強いから、雲はどんどん流されて行く。
夕焼けもどんどん流されていく。影もどんどん流されていく。
風の中に立っていると、いつのまにか何もなくなってからっぽになっている自分に気がつく。
どっかへ行きたい、どっか知らないところで1人ぽっちで寂しく暮らしたい、誰にも会いたくないから。
そんな厭世観にも似た心地よい想像をしてみてから、もう下から来た夜の冷たさを感じる。
寂しくなりたい、そうすれば今の自分がどんなに暖かな場所にいたか、確認できるから。

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