2001年10月16日●火曜日
お天道様が照るので、昼間は明るい。
夜は人工の電気で電灯がつくから影ができる。
昼も夜も朝も夕も、光がある。
光があるところ、影ができる。
それを感じるのが目でしょうか。

絵を描くときも、写真を撮るときも、光を見る、影を見る。
全てのものは光と影でできている。
物も、心も。

明るい光を感じる絵、光でいっぱいな絵。
スーラなどの光のあふれる印象派の画家は、明るい光に憧れたのか。
闇の中に差す一筋の光。
闇の中だからこそ、美しい光、わずかな輪郭。
レンブラントなどの絵は、わずかな光の美しさがよく分かる。

カラー写真は、もちろん美しい。
モノクロームはまさに光と影でできている。
そものもに迫るとき、白黒はデフォルメして理解しやすくしてくれる。

絵も写真も同じ目で描いたり撮ったりする。
同じ場所で絵を描いても、銘々違うものができる。
写真も同様、同じカメラとフィルムでも撮る人によって違うものができる。
その人の感じ方、考え方、癖が出る。

貴方は、どんな風に光を感じるだろう。

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