2006年2月23日


先週から仕事の絵が一枚描けずに保留中です。
他の仕事をして絵を後回しにして来たけど今日は遂に向き合わなければ明日の打ち合せに持って行けません・・・
という所まで来てしまいました。

それでも手に着かず、なんと気が違ったか長い事読みたくても読めず頭の中で固まったままだった2つの漫画に手を出しました。
「最終兵器彼女」アニメにもなったけど、漫画で読んだ方がより自分のイメージで登場人物の声や様子を脳の中に描写できて良かったです
(アニメは半分しか見てないのでラストが分からなかった分楽しみで読みました)。不器用で真っすぐな2人の間に立ちはだかる戦争という重い現実。のどかな始まり方から徐々に戦争の大きく暗い影がお話全体を覆って行くのが怖くて、連載していた当時すぐ読むのを止めてしまいました。本当に辛い、けれど心から誰かを大事に思う気持ちを揺さぶられる。読んでて何度も涙がこぼれて最後はあれはハッピーエンドなのか、分からないけど。どれだけの人が「ちせ」のように他の人のためにという使命と自分の小さな幸せとの間で悩むのか、どれだけの人が彼女のボーイフレンドのように本気で自分の好きな人を信じて愛せるのか、苦しくなるけれど清々しい作品。

「ハチミツとクローバー」これは漫画では読まず、DVDかりて来て見たので本物の作品については良く分からないです。ここに描かれるのは美大の仲間達のあの年齢独特の楽しいちょっと切ない日々。学生時代の楽しさを知らない私には疑似体験できて楽しい仕上がりと供に笑えて和めるもんです。今あの年代にいる人達にとって特別の想いのよぎる作品じゃないでしょうか。ここに出て来る森田先輩、というキャラクターにひどく惹かれました。ああ、あんな変人に愛されてみたい。

写真は昨日撮影して来たもの。今、表紙が中々決まらない「若林の原風景探険」の表紙候補の1つになります。築年数30年以上の保育所のホールに本当に昭和時代の古いアルバムをかりて撮影しました。現実逃避にもってこいのこの撮影と2つの漫画でちょっとパワーが戻ってきて、さて今夜中にちゃんと今度こそ絵を描くです。


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