2003年2月10日月曜日


台湾三等茶缶

以前から「一分間の砂時計があればなあ」
と思っていました。
お茶の時間を計るのに、紅茶なら3分、
その砂時計は容易に見つかったのですが、
一分間の砂時計は、どこを探してもなか
なか良い物がなかったのです。
それが先日、もう去年になるのか、行き
つけのお店のサイト
でみつけて
買わないと買わないとと思いながら今年
に入ってしまっていました。

ご主人は、買い付けから帰ったばかり。
砂時計は白い砂の物を買うことに決め
(緑色の砂もあった)
買い付けの成果のお茶を御馳走になって
きました。

まずは去年の冬茶のコンテストで台湾で
三等を取ったお茶。
凍頂烏龍茶の冬茶です。
そして次々と出て来る出て来る。
最近、お家の人が忙しくて、ゆっくりお茶の相手をしてもらえなかったから、
今日のお茶会もどきはとても久しぶりにお茶と真面目に向き合った機会でした。
またあらたに「お茶っておもしろいのよね」と感じました。

一分砂時計も役に立つぞー。

●凍頂烏龍冬茶
  (台湾の三等茶)

焙煎香の甘い香りの中に、それでも重くない高山の良いお茶の爽やかさが感じられる、甘いのに重くない、口当たりの良いお茶。不思議な感動。聞香杯が冷めてもまだ香った上品かつ強い。

●鳳凰単叢黄枝香

軽く、ちょっとこ私はココナツミルクかなと思った香り。
味は馴染み易い単叢独特の苦みを感じるが、嫌み無く飲み易い。
●鳳凰単叢蜜蘭香 明るい印象の軽い甘さは、えぐみのない上質な蜂蜜をなめた時に喉から鼻に上がる感じにも似ている。これも口当たりの良い味。
●鳳凰単叢白葉 3つの単叢の中では最も華やかな香りを放った、フルーティな茶。
今回の単叢は、どれも香の特徴がはっきり出て分かりやすいとご主人もおっしゃる。
●花香水仙 初めて聞く名のお茶。驚きの優しい香りと味は甘く甘く楽しい。
敷いて言うなら焙じ茶と玄米茶のきつい特徴を押さえて甘みを引き出した味。美味しい。
●肉桂 今まで飲んだ肉桂に比べると岩茶の良さが感じられない。
これはどうかな、のお茶なので、ご主人もバツをつけたみたい。
●大紅砲その1 味も香りも滑らか、絹の様な喉越しは、飽きずに何煎も飲みたくなる。香も長く香る。
バランスが良く、和みのお茶と言えるかもしれない。
●大紅砲その2 その1に比べると、すぐに香りが飛んでしまった。
味も自己主張が強いので、好き嫌いが別れるかもしれない。
●ラオツォン水仙 さっきの肉桂と段違い。岩茶とはこういう味と香り。気持ちを落ち着ける時に良さそう。
布で言うとカスリの様な力強さとサラッとしているが味わい深い面持ち。
今日、収穫だったもの!
一分砂時計、ラオツォン水仙、木柵鉄観音極上、
白鶏冠、菊花小沱茶、水金亀。
これだけあれば、あっぱれなお茶生活をしばらく
不自由なくできると言うものです。
お家にはこの前300gも買ってしまった高山茶が
あるし。
あ、衝動買いした金萱茶も50ありました!
どこへも行かずにお茶飲んで仕事しよう。
 back