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● はじめの一本 ●  

柿澤是隆さん作(10.5cm)

牡蠣を食べよう計画で、松島に家族で出かけました。
帰り「せっかく来たんだから観光客が行く所に寄ろう」と
松島 ∴ みちのく伊達政宗歴史館に行きました。

館の側の小さな小屋で、独楽を作っている人がいました。
今思えば、木工ろくろを初めてみたのでした。
目の前でどんどん削り上げられて行く独楽。
お店の中を見回すと小さなこけしがいっぱい。

どうしても欲しくて、同じようなお顔ですが、小さいのと、
もう少し大きいのと2本、買い求めました。
(1本が震災後行方不明)
そのときは、こけしの底を見る事も無く、好きで買いました。

美しい筆致の穏やかな可愛らしい顔。
ほっそりした美しいフォルムと木肌の仕上げ。

のちに、知り合いの仲良しロマンスグレーにお見せしたら
「これは鳴子の柿澤是隆だ、今度連れて行ってやろう」
と、言われました。

自発的に欲しいと思った木の人形が「こけし」だったこと。
仲良しロマンスグレーの良く知る工人さんだったこと。

ここから更にこの木の人形に魅せられていきました。