奇想天外4枚葉ー田村氏温室にて

田村氏温室
田村氏温室
奇想天外 手前4枚葉、奥2枚葉
奇想天外 手前4枚葉、奥2枚葉

 4月30日仙台市泉区黒松にある日本多肉植物の会南東北支部のもと支部長田村亮治氏宅を訪ねた。

 1階の方の温室に、めざす4枚葉の奇想天外があった。

奇想天外というのは、多肉植物で、学名ウィルウィッチア科ウィルウィッチア属ミラビリスといい、アフリカ南西部のナミビアに自生する希少なもので、イチョウや松と同じ裸子植物です。

御存知かも知れませんが、この植物は生涯2枚の葉を2方に伸ばし続けるものです。田村さんは、1978年に実生されそのうちの1株が珍しい4枚葉になったということです。

栽培は原産地の関係で冬でも10度以上とし特に根を温めるそうです。根は深く伸びるので、深鉢に植えます。

田村さんは85歳で少し体調が良くないので、この株を南関東支部の会員へ委託されるそうです。

 盆栽と同じように、『国宝級』の多肉植物も次代に良い状態で残すことを考える時代になったように思います。

 同じ温室に多肉植物の恵比寿笑いが満開でしたので、合わせて撮影しました。

以上

12.05.04 江戸 亨


奇想天外 4枚葉を上から見た
奇想天外 4枚葉を上から見た
恵比寿笑い
恵比寿笑い